本記事で語るのは、無キャによる無キャのための生存戦略だ。

無キャがいかに、コミュニティ内の人間関係において円滑なコミュニケーションを育めるようになれるか。ということを主題として考察を進めていく。

舞台は学校を想定としているが、職場やその他のコミュニティにおいても応用可能だと思う。

無キャの意味

まず、無キャの意味について明確にしておこう。

無キャとは、「これといった趣味もなく、かといってオタクでもない。俗に言う、陽キャでもなく、どちらかというと陰キャよりの人物」。「陽キャ集団にも馴染めないし、かといってアニメやゲームの話をしているオタク集団にも加わることができない人」といった意味がある。

シチュエーションや使う人によって微妙な違いはあるが、だいたい上記のような意味で使われている。

どうすれば無キャを脱却できるか

ここまで読んで、多くの人はこう思ったのではないか。

いや、無キャの意味はわかった。そして自分が無キャであることも。
だけど、どうすればいいの?と。

無キャでコミュニケーションに悩んでいる人は、おそらく以下のような特徴を持っていると思われる。

①無キャであるがゆえに、オタクのように、自分の興味のあるめちゃくちゃ話せる話題がない。

②流行りに乗っかってあれこれ手を出してみるものの、深堀りはしていないため、語れるものがない。知ってはいるけれど、語れるほど詳しくはなく浅いため、いまいち会話に役立てられない。それゆえ、アニメの話をしているオタクがいたとして、そのアニメを知ってはいるけど、その会話に加われるほど詳しくはないためついていけない。

③自分の知らない話題でも、相手から気持ちよく会話を引き出せるコミュ力がない

3番目に述べた「自分の知らない話題でも、相手から気持ちよく会話を引き出せるコミュ力」。これがあれば、別に無キャであっても会話に困ることはあまりないだろうし、なんとかやっていけると思う。

しかし、コミュニケーションが苦手な無キャがこの3番目に述べた能力を身につけるのは、至難の業だ。

コミュ症の直し方や雑談力のようなタイトルの本や、はたまたそういったテーマの5chのスレッドを読み漁り、実践してみてもあいかわらずコミュ症に悩んでいる私(筆者)が言うのだから間違いない。

ここまでふまえた上で、無キャがどうやってこのどんづまりを抜け出すか。

結論は「語れる趣味をつくる」

結論から言うと、「語れる趣味をつくる」ということになる。

なんだよ。結局、そんな平凡な結論かよ。と思った人もいるかもしれない。ブラウザバックする前にもう少し待ってほしい。

何かを本気で解決しようと思うなら、ある程度努力は必要だと思うし、人間関係においてある程度周りに合わせることも大切だと思う。
なにより、特に学校というコミュニティにおいて孤独は辛いし生きる難易度が格段に跳ね上がる。

無キャでコミュ症なら、なおさらだ。そして、無キャでコミュ症である筆者も、現在進行形で頑張っていることも書いておこう。
そもそもこの記事を書こうと思ったきっかけは、自分と同じように悩んでいる人の助けに少しでもなれたらと思ったからだ。

すこし話がわき道にそれた。話を戻そう。

無キャが会話における問題を解決するための、もっとも現実的な手段が「語れる趣味をつくること」という話だった。

語れる趣味?それができれば苦労しないよ

この「語れる趣味をつくる」について、詳しく見ていこう。

何かを趣味にする時の1つの到達点として、「それを語れるか?」というのがあると思う。

例えば自分の場合、趣味は?と聞かれた時に、昔から読書と答えるようにしている。
だけど、「それについて語れ」と言われて語れるかというと微妙だ。

そのため、会話においていまいち役に立たない。

語れるレベルに達していれば、それについて話題を振られた時に、会話で有利になることができると思うし、この人といえばこの話題という認識が作れれば、人間関係においても便利になるはずだ。

上でも書いたが、浅く広く流行を追っかけるみたいな感じだと、その話題になっても「語れるレベル」ではないからあまり会話の役に立たないということが、実体験として判明した…。

たんに自分の会話スキルが乏しいだけかもしれないが(涙)。「それ知ってる〇〇だよね」「そうそう」「…」。会話終了。となってしまう。

何を趣味にすればよいか?

では、「語れる趣味をつくる」とは言っても、何を趣味にすればよいか?ということになる。

勉強を趣味にするというのは、悪くはないけど、それが会話のネタになるかというと難しい。しかも、本当に勉強を趣味にしたとして「趣味は勉強です!」と正直に答えるのははばかられると思う(周りと打ち解けるという観点において)。上位の進学校などの特殊なコミュニティなら、別かもしれないが…。

と以上をふまえた上で、自分の「語れるレベル」の趣味は何にしたらよいかを考えると、筆者の場合は、消去法で「ゲーム」。それも現在ある程度流行っているソシャゲが良いという結論に達した。

人によって何を趣味にするのが最適なのかは、それぞれ違うと思うし、向き不向きもあるだろう。もし、ここまでつきあってくれている読者の方がいたら是非自分で考えてみてほしい。

話を戻そう。「なぜソシャゲを趣味にしようと思ったか」という話だった。

スマホが普及している現代において、スマゲームのシェア率は驚くほど高い。

そして、もちろんコミュニティにもよるが、会話で登場する頻度も高い。

とりあえず、一つのソシャゲを「語れるレベル」までやり込むことを目標に筆者は頑張っている。

「ゲームをするくらいなら、勉強してたほうがマシじゃね?」という主張もある。もちろん筆者は学生であるため、日々の勉強も並行して行っている。
何事もやるやらないの両極端ではなく、バランスが大事だと思っているからだ。

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